こんにちは、たくまるです。
プライム市場のメーカー営業を8年やりつつ、ひとり語りのラジオ配信は150本以上、YouTubeでは「伝わりやすい話し方」の動画を30本以上アップしています。
先日下記のツイートをしました。
この人の話しうまいなぁ…と思う人の特徴は「ここからが大事なんだけど…」が言える人。これ言えちゃう人は素晴らしい✨なぜなら、自分のトークの中で緩急を作り出してるから。しかも、聞かせる"間"の取り方も上手。さらに、自分の話で何か大切かも理解できてる。だから話し上手しか、使えない特徴なの
— たくまる (@takumaruch) April 17, 2023
あなたは、こんな経験ありませんか?
別に昔から話しが苦手なワケじゃない。社会人として会話も普通にできる。
でも、話す"相手に"よっては、途中から、自分の言いたかったことを見失ってしまう...。
本記事を最後まで読むことで、話し上手さんの特徴が分かるだけでなく、あなたも話し上手になれる"コツ"まで、丁寧に解説していきますよ!
では、さっそくいきましょう〜
https://youtube.com/shorts/4VxTVRFng2o?si=J7kanb8B-5_K7WN2
※動画で学びたい方は、YouTubeからどうぞ。
話しがうまい人の特徴
- 伝えたい内容を1つに絞っている
- "間"の取り方がうまい
- 話しに緩急がある
この3つ。
では、順番に解説していきますね。
1.伝えたい内容を1つに絞っている
話しがうまい人は、会話ごとに、相手に"何を伝えるか"、1つに絞っています。
なぜ1つかというと、人間は、一度にたくさんのことを憶えていられないから。
それを話し上手さんは理解しているんですよ。
だからこそ、たくさん話したいことがあっても、人に伝えるときは1つだけ。
あなたもこんな経験、一度はありませんか?
職場の上司から別室に呼ばれ、30分ぐらい話しをされたけど、席に戻ったら(あれ、何言われたのか分からなくなっちゃった...)
繰り返しですが、人は一度にたくさんのことを憶えられない。
だからこそ、あなたのする話しの中で「もっとも伝えたいことは何か?」というのを、相手に、わかりやすく"伝えてあげる"のがとっても大切。
ここからは、話し上手さんが"必ず"使うフレーズをお伝えします。
それは、「ここからが大切なんだけど...!」です。
この「フレーズ」を使うメリットは大きく2つあります。
「ここからが大切なんだけど」を使うメリット
- 相手の記憶に必ず残せる
- 聞き手の集中力を引き上げる
相手の記憶に必ず残せる
「ここからが大切なんだけど...」を使うことによって、あなたの伝えたい内容を、相手の記憶にバチッと残すことができます。
もっというと、「いままでの話しは一切憶えてなくても良いけど、いまから話す内容はめっちゃ重要だから、コレだけは憶えといてね?」というキラーフレーズ。
「ここからが大切なんだけど...」
そう言われたときの、聞き手の心理が想像できますか?
聞き手は間違いなくこう思うはず。
(あ、今から話す内容だけはしっかり聞かなきゃいけないんだな...!)と。だからこそ、聞き手の記憶にしっかり残すことができるんですよね。
聞き手の集中力を一気に引き上げる
「ここからが大切なんだけど...」を言う、もう一つのメリットは、聞き手のダレた集中力を、もう一度MAXまで引き上げてくれること。
基本的に、人間はヒトの話しを、長く聞き続けることができません。
あなたも誰かが一生懸命話しをしているのに、(早くしごと終わらないかなぁ...)とか、(お腹すいたなぁ...)などの違うことを、考えちゃった経験1度はあるハズ。
そんな集中力が下がりきった状態でも、「今から話す内容が大切なんだけど...」と言われたらどうですか?
(あ、それなら聞いとかなきゃモッタイないかも...)そう思っちゃいますよね?
相手の記憶に必ず残せるというのと、ダレた聞き手の集中力をMAXまで引き上げられる。この2つが、「ここからが大切なんだけど...」とうフレーズを使う、メリットです。
もしかしたら、ここまで聞いた方の中では、こんな疑問が浮かんでいるかもです。
意外かもですが、使いこなすのはあなたが思っているより、全然カンタンです。
具体的なアクションプランは次のとおりです。
具体的なアクションプラン
- その会話で、伝えたいことを1つに絞る
- ここからが大切なんだけど...と宣言する
- その後に、事前に決めた「1つ」を話す。
以上です。思っていたより、カンタンじゃないですか?
たったこれをするだけで、あなたが伝えたいことは、必ず相手に聞いてもらえます。
この方法をハナシが上手い人は、ほぼ100%の確率で使っているので、ぜひ取り入れてみましょう!
それに、事前に話す内容をバシッと決めておくことで、(ハナシがわかりにくいなぁ...)と思われるのを、避けることができます。
もちろん、話しの途中でテンパるのも防げるので、一石二鳥ですよ。
2."間"の取り方がうまい
話し上手は、間の取り方がうまい。
"間"を取る、とは具体的にこんな感じです。ちょっとやってみますね?
みたいなヤツですね。
淡々と話していたハズなのに、、、急に数秒黙ってから、もう一度話し始める。。。
いかがでしたか...?
なんだか、今から超重要なことを言い始めそうな雰囲気を感じませんでしたか?
聞き流しで動画を見ていた人は、画面を見た方もいるかもです。
人は変化を嫌います。そして、流暢に話していた人が、急に話しを止めると、(あれ?だいじょうぶかな...?)と気になり、話し手に意識を持ってくることがあります。
会話の沈黙って怖くないですか...?
これを読んでくださっているあなたも、もしかしたら沈黙がニガテに感じ、話し続けてしまう人もいるかもですよね。。。
でもね、勇気をもって、話しを止めてください。
すると、聞き手の全員はあなたのほうを向きます。
資料を見ている人も、全員顔を上げる。
それぐらい、インパクトのあるトークスキル。
これが、"間"を作る理由です。
ちなみに、テキスト(文章)でも同じ方法が使えます。
文章で"間"を取る、というのは、改行すること。
(この文章をいま読みませんでしたか?)
文章がずーっと続くと、読み飛ばされてしまうけど、改行をする(余白)を作ることで、次の文章は必ず読んでもらえる。
それを、「トーク」でも上手く活用しているのは、お話し上手さんの特徴です。
これを実践するコツの説明はいらないかもですよね?
ただ、話しを止めるだけ。
そういった方もいるかもです。
でも、大丈夫ですよ。
最初から使いこなすのはムズカシイと思うので、誰でもマネできるコツをお話しします。
この記事の冒頭でお話しした「ここからが大事なんだけど...」を言った直後、2秒経ってから、話し始めてください。
怖くなっても、矢継ぎ早に話しを続けてしまってはダメです。
ウソだと思いますよね?明日の日常会話や、しごとでやってみてください。
たったそれをするだけで、あなたの話しを"全員が"、あなたの目をしっかり見て話しを聞いてくれるのを実感できますよ。
この「話しを止める」方法も、カンタンだけど効果はバツグンなので、ぜひ取り入れてみてください\(^o^)/
3.話しに緩急がある
プレゼン上手さんって、ゆったり静かに話すときと、駆け足でまくし立てるように話すイメージありませんか?
話しがヘタな人は、どんな"話しの内容"でも、一定の同じスピードで話しちゃう。
でも、すべて同じスピードで話しをされると、聞き手にとって地獄なんですよね...
例:新入社員時代の研修
初めて聞く「専門用語」を無限に、同じテンポで話されると苦痛じゃないですか...?
つい、つまらな過ぎて居眠りしちゃったことがあるかもです。(ちなみに僕は、爆睡してた)
人は変化を嫌います。
だからこそ、話すテンポを変えられると、キンチョー状態が続き、意識せずとも話しを聞き入っちゃうんですよね。
一方、同じテンポでずーっと話されると、「安心」を感じ、リラックスして寝ちゃう。
このことを理解しているから、話し上手さんのトークは、"波"を作り話しています。
もっと言うとスピーチやプレゼンだけでなく、日常会話でも、話すテンポや音量、声質を変えるべきです。
そうすると、びっくりするような面白い話しができなくとも、「話しが上手い人」というイメージを持ってもらえるようになる。
ほんの少しの工夫で、「プラスの印象」を持ってもらえるのなら、全員やるべきじゃないですか?
話しのスピードに緩急をつける。これが、話し上手さんの特徴です。
話しがうまくなるためのコツとは?
ここまで読んだ方は、「いや、話し上手さんの特徴はわかったけど、どうやってマネすれば良いのかまったくワカンナイっす\(^o^)/」という方もいるかもです。
でもだいじょうぶですよ。
ここからは、明日から使える"アクションプラン"をお伝えします!
「コレだけやればOK!」という内容なので、ぜひ実践してみてください。
注意点
これを読んでいる方は、若手のビジネスマンが多いと思うので、ここからは上司に対する報告、というテーマにしぼり、お伝えします。
私主婦だし、ここからはカンケーないのかも...と思った方は、ちょっと待ってください。
実は、これからの内容は、全員に関係する話しとなります。
たとえば、専業主婦の方なら、お子さんを通わせる幼稚園ではあなた自身の自己紹介をする場面もありません?
もしくは、「お子さんを2分でカンタンに紹介してください?」といった変化球が突然来ることもあるはず。
「話しがうまい」というのは、人生を好転させるチカラがあります。なので、最後までぜひ読み、使いこなしてもらえたら嬉しいです。
では、前置きが長くなってしまったので、本題いきますね?
「たくまるって...言ってること、遠回り過ぎてマジでなんもわかんねーなwww」と言われていた、新卒時代の僕が、分かりやすく話しができるようになるまで、実際にやった方法です。
100%体験談になりますので、これを読んでいるあなたにも、ぜひ使いこなせるようになってほしいです。
では、さっそくいきましょう\(^o^)/
やるべきアクションプランはたった3つだけ。
- A4用紙に書き出す
- その内容をそのまま伝える
- 相手の理解を確かめる
1.A4用紙に書き出す
これを読んでいるあなたが、過去に上司から「それってどゆこと...?」と訊かれた経験があるのなら、必ずA4用紙に、伝えたい内容を書き出しましょう。
紙に書き出すメリットは絶大。
紙に書き出す3つのメリット
- 伝えたい内容が客観視できる
- 論理のズレに気づける
- 逆質問の準備ができる
新卒時代のボクのお話
直属の上司から、「話しがヘタすぎて、何もわかんないわwwwもう一回整理してきてくれる?」と言われていた...。
学生のころ「たくまるって話しが上手いね」と友人から言ってもらった経験もあり、まさか自分が「話し下手だ」なんて思ったこともなかった。
でもたぶん、それって、表情や声のトーンで、話す内容がめちゃめちゃなのを必死にカバーできていたんだと思う。自覚症状はなかったけど...。
だからこそ、ビジネスにおいては「相手に何を伝え、行動してもらいたいのか」を可視化するのがとても大切だと気づいた。
当たり前すぎるけど、「相手に何か"行動に移してもらう"ために」、相手に伝えるんですよね?
報告なら、相手に"安心"を与えられるだろうし、提案なら、商品を買ってもらうとか。
その「伝えたい内容」を可視化できる最適の方法が、紙に書き出すこと。
そうすることで、あなたの主張と理由を客観的にみることができる。
そして、紙に書くことで、論理のズレに気づける。
いざ会話が始まってしまうと(いまの話し、主張と理由がずれているな...)と気づくのはなかなかムズカシイ。
なので、事前に紙に書き出しましょう。
そのことで、事前に倫理のズレに気づくことができますよ。
しかも、紙に書く、のメリットはもう一つあります。
それは、「あなたが上司に報告したときの、逆質問がイメージできること」
体験談
たとえば、上司から「今月の売上目標は達成できる?」と訊かれた場合。
もし、達成する見込みのある場合は、、、紙に書き出すとこうなりますよね?
- 主張:今月の売上は達成します。
- 理由:なぜなら、100万円の案件が3つ決まっているから。
もっと深堀りすると、こんな感じになりますね。
- 主張:今月の売上は達成します。
- 理由:なぜなら、100万円の案件が3つ決まっているから、
- 案件①:すでに受注済。社内手配済。システムの反映待ち。
- 案件②:すでに受注済。明々後日発注書が発行される。
- 案件③:現在、先方の決裁待ち。ただ、本部長まで認可は通ったと聞いているので、おそらく月末までには計上できます。
こんな内容になりますよね。
これなら、上司から訊かれた「売上は達成できるのか?」という問いに、しっかり答えられたのが理解してもらえたハズ。
では、こんな言い方だったらどうでしょうか?
「売上は行きます!見積書を3件提出してますので...!!」
(あれ...見積書を3件提出していても、受注しているワケではないから、売上イカナイんじゃないか...?)と、すぐに気づくハズ。
意外と、実際の会話で支離滅裂なことを話しちゃう人は多いけど、文章で書けば、ちゃんと論理のズレに気づくことができます。
これが、A4の紙に書き出すメリット。
繰り返しですが、論理のズレを可視化できる。
2.その内容をそのまま伝える
先ほどお話しした、「A4用紙」に言いたいことはまとめましたよね?
後は、その内容をそのまま上司に伝えましょう。
やるべきアクションプランはそれだけ。
難しくないですよね...?
次にお話しすることがとっても重要です。
3.相手の理解を確かめる
A4用紙に、上司に伝えたい内容をたった1つに絞れましたよね?
それをそのまま伝えた後、あなたの上司が畑のカカシでなければ、当然なにかしらの反応をしてくれるハズ。
その反応が、「うん、分かった」ならOKです。
特に疑問もなく、納得してくれたサイン。
でも、そこであなたが戸惑ってしまう逆質問をしてきたら、要注意です。
あなたがまとめた主張と理由が、ズレてしまっている可能性アリ。
もう一度A4用紙を見返しましょう。
そこには、きっと「主張と理由」がズレてしまっている点が見つかるハズ。
このループを慣れるまでひたすら繰り返す。
主張と理由をA4用紙にまとめ、上司に話す。その反応をみて、(この流れで話しをすれば、上司はスッと理解してくれるんだな...)という感覚を掴みましょう。
A4用紙に、あなたの主張と理由をセットにして、紙に書き出してから報告する。
これをやり続けると、論理的な話しが自然と身についてくる。
もちろん、これを書いているボクも、1年間ぐらい実際にやってました(超オススメ)
上手い話しをしたいなら、相手を見る
ここからは、もう一段回レベルを上げたお話しをしていきます。
話し上手な人のマインドを紹介していきます。
話し上手の3つのマインド
- 主役は相手
- ヘタな人は、自分本位
- 大切なのは話すスピード
1.主役は相手
話しが上手い人は、相手に「マイク」を渡すのが本当に上手。
カラオケでも、本当の人気者は、実はあんまり歌ってなくないですか?
その場でジブンが歌うこと(話すこと)なんかよりも、大切なことを理解している。
実は、お話しじょうずは、「トークがうまい」ワケではなくて、「話しを聞き出す」のがとっても上手。
スポットライトにアナタが"当たる"のではなく、スポットライトを"当てる"側に回りましょう。
このことで、あなたが話していないのに、あなたは話し上手と認識してもらうことができますよ。
2.ヘタな人は、自分本位
1と若干かぶるけど、話しベタさんは、(とにかく俺の話しを聞いてくれ〜!)ってパターンが圧倒的に多い。
でもね...
そういったタイプの方の話しはとにかく、つまらない。
ヒトはとにかく話しを聞いてほしい生き物です。
だから、話しを聞いてもらいたくて仕方がないヒトがほとんど。
でもね、そこはぐっとコラえましょう。
どうしても話しを聞いてほしいのなら、あなたの親友や、パートナーに話しましょう。会社や同僚相手に、あなたばかりが話すのは要注意です。
話し上手は、全体のトークのバランスを上手く調整してます。
逆に、あなたが話し過ぎてしまっているのなら、「話しがつまらないヒト」って思われている可能性は大きい。
3.大切なのは話すスピード
これも、さっきの内容とかぶってしまいますが、話しが上手いと思ってもらうには、話すスピードが命です。
どれだけのお話し上手さんでも、毎回、感動を誘う素晴らしい内容のお話をするのはほぼ不可能です。
そんなにポンポン感動的なトークをすることはできない。
一流の話し家さんは、伝え方が超一流です。
プロのお笑い芸人さんもそうですよね。
話す内容はそこまで面白くなくとも、話しのスピードを出すテンポを変えることによって、面白さを生んでいる。
ここは僕らもマネすべきところですよね。
お話上手さんは、総じて話しのテンポが1つのトークの中でもどんどん変わっています。
まとめ:話しがうまい人は、聞き上手
今回、話しがうまい人の特徴は、3つあるというお話をしました。
- 伝えたい内容を1つに絞っている
- "間"の取り方がうまい
- 話しに緩急がある
そして、話し上手さんのマインドはこの3つが大切ということもお伝えしました。
- 主役は相手
- ヘタな人は、自分本位
- 大切なのは話すスピード
ここまでたくさんお伝えしてきましたが、話しがうまい人って、どこまで言っても「聞き手主義」なんですよ。
- こう伝えたら、相手は集中して聞いてくれるかな?
- こう伝えたら、どんな質問が来るかな?
- こう伝えたら、相手は理解できるかな?
聞き手の心理を触れるぐらいイメージする。
それを繰り返し繰り返し積み重ね続けた人が、初めて人から「話しがうまい」というイメージを持って言っていただけるんだと思います。
僕もまだまだですが、この記事を読んでくれたあなたが、明日から少しでも"わかりやすく話し"ができるようになればと思い、魂込めて記事を書きました。
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。
この記事が、いまはハナシが苦手だけど、これからどうしても話しが上手くなりたい...!!という方の背中をグッと押す内容となっていれば幸いです!
少しづつ実践を繰り返し、話し上手さんを目指していきましょう!
ちなみに、スピーチがうまくなりたい方には、こちらの動画もどうぞ。